当社は合計6台のプレスブレーキを保有しております。どれも同じといったものではなく、つくる製品の内容によって使い分けられるようなラインナップになっております。
主力は東洋工機製HYB-125で、これだけ2台の保有です。あとは小さいもの幅の広いもの、板厚の薄いもの厚いものといった感じで、機械と金型を選別し、スケジュール管理して生産しております。
板材の最大加工範囲は長さ3000ミリで、一番大きいプレス能力で150トン。ニーズとしては鉄板で12ミリまで折り曲げしておりますが、段取り時間が比較的短くてすむ小物専用の25トン、30トンといった小回りの利くプレスブレーキも保有しております。
プレスブレーキは残念ながら無人運転とはいきません。
ここが職人の技がキラリと光るところでもあります。
当社では、この工程にプレス作業主任を複数配置し、ほかのエンジニアをリードすべく、精度の高い製品づくりを日々、心がけながら腕を磨いております。
入荷した材料や前工程の加工方法などといった条件で、折り曲げるときに独特なクセや傾向が出ることがあります。
ここが職人のウデのみせどころ、と言ってはいられません。
より精度の高い製品をつくるために当社では、その材料のクセや傾向も加味したデータを蓄積し、NC管理することで様々なケースに対応できるように努めております。
丸機械製の3P-150-30です。だいぶ年季がはいったように見えるかと思いますが、この機械はほかのプレスブレーキにない魅力がございます。
それが、3ポイントという折り曲げの独特な方式です。言葉で説明をするのは難しいですが、ほかのブレーキが折り曲げするのに下型にあたる2点、上型で押し込む1点で角度を決めるところ、3ポイント方式は、下型の底がNC制御で上下し、下型にあたる3点で角度が決まります。この型とラム間は油圧クッション機構になっており、加圧力はワークの長さ全体に均一となります。
その効果としてソリが少なく、また板厚がバラついていても角度誤差がほとんど出ません。
いうなれば一発でビシッと良いシゴトをするベテラン職人のようなものです。現在もバリバリの現役で活躍中です。
厚手で大きい板になると、重さが数10キロにもなる場合があります。これを一人で持ち上げて折り曲げるのは非常に困難、いえ正直いってムリです。
ここで複数のエンジニアが声をかけあって持ち上げ、水平がでているか確認しながら折り曲げる光景をときどき見かけます。息があっていないと良品は生まれないとの事です。
板金部門は社内でも非常にチームワークが良いように見てとれます。これは、日頃このような連携プレーが多いことによる結果だと思っています。
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