パンチ・レーザ複合加工機

 

パンチ・レーザ複合加工ってどういうこと?

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タレットパンチプレスという機械があります…以前は当社にもありました。金型で鋼板を打ち抜き製品を作る機械です。プラズマやレーザー加工機が出現するまでは板金加工の主役であり、もちろん現在も多く使われています。レーザーと違ってガスを使用せず、電力消費も少ない上、金型で撃ち抜くんですから加工が速いんです。しかも金型を変えればルーバーやバーリング、タップなどの成形加工ができるのでまさに完璧かと思いきや、、、形状を金型に制限されたり、バリや継ぎ目が多いなどの弱点もあります。そこで外周加工や自由な切断はレーザーで、定形穴や成形加工、タップはパンチ加工でと、まさにいいとこ取りの加工機がパンチ・レーザ複合加工機なのです。大量生産、価格最優先ならタレットパンチプレス、多品種少量生産、品質・コストのバランス重視ならパンチレーザ複合加工機といった選択になるのかなと思います。

写真①_バーリングタップ加工  写真②_成形加工

写真③_皿ザグリタップ加工  写真④_定型穴パンチ加工

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積載材料の最大サイズは4尺×8尺(1219mm× 2438mm)まで。板厚は3.2mmまでの比較的薄物の加工となっています。

5段材料無人運転、連続加工

下の写真が当社に実際入っているものです。本体は安全のためカバーで囲われていてよく見えません。また手前にあるのが5段ストッカーで、1段あたり2トンの材料を自動的に供給することができます。

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板金