ワークの形状にも柔軟に対応可能な、多様な加工ができる万能マシン
遠州製の立フライス盤です。NC機能を持っておりますが、手動操作も可能です。
回転軸が垂直方向についているバーチカルタイプのフライス盤は、横フライス盤と比較して、工具の付け替えも割とスムーズに行えますし、ワークの形状にも柔軟に対応できる汎用性も持っております。
もともと、切削時の力が回転軸の横方向に掛かるため、硬い物を加工する時も回転軸や工具がぶれないように、全体が頑丈に作られておりますので、荒っぽい加工もすばやくバリバリこなす一方、付け替える工具によって平面削りのほかにも、エンドミルによる側面加工、ボーリングヘッドによる中ぐり加工、ほかにも角面取り・穴面取り・コーナーR加工といった面取り加工や、キー溝・半月キー溝・T溝・座ぐり穴といった溝加工、メタルソーの代わりにもなる万能マシンです。
段取りも比較的楽なので、当社の機械加工部門の主力のひとつになっております。
フライスを極めた熟練者から技の継承中です!

現在、このフライス盤には私より若い後輩が携わっておりますが、これまでこのフライス盤を使っていたのは、削り加工を極めたスーパープロフェッショナルともいえる熟練技能士でした。
今は目下この洗練された技能を継承すべく、この師匠から一生懸命習得するための勉強中です。
真面目にひたむきに、師匠のいうことに耳をかたむけ、理解できないことはどんどん質問し、自分のものへと吸収し続けるK君。
近い将来、熟練技能者のようにバリバリと手際よく高精度な加工している様を見れる気がしています。
いとも簡単におねじ製作。
工具にローラーダイスを使用する丸ダイス転造盤です。
同じ速度でダイスを回転させながら距離を狭めていく独特な加工方法は、私がはじめてこの機械をさわり、あっという間におねじが完成したときは、とてもワクワクしました。
この転造盤、ダイスが回転することにより加工面を無限延長面として使用でき、またダイス間の距離が自由に変更できますので加工の応用性に優れ、ダイスの形状によりメートルねじや台形ねじ、テーパねじにも対応します。
スプライン、セレーション、ウォーム加工

当社では転造盤に限らず、複数の機械で、滑り止めのローレット加工、動力伝達や回り止めに使用されるスプライン、セレーション、ウォームといった加工にも対応できます。
ささいなことかもしれませんが、これも全てお客様からのニーズによって習得していった技術の数々のひとつでもあります。
試作や多品種少量生産にも柔軟に対応。ラジアルボール盤も現役だったりします。
当社では、NCボール盤のほかにも、直立、卓上、ラジアルボール盤など、手動型のボール盤も10基以上保有しております。
当社はこれらの手動型ボール盤を効率よくうごかすことで、試作品や多品種少量の生産にも柔軟に対応しております。
また、最近はあまり見ることのなくなったラジアルボール盤ですが、直立した主柱にアームが付いていて、これが柱を中心に円周状に旋回でき、しかもこのアームの先に付いている主軸がアームにならって水平に移動できるので加工対応範囲が広く、大型のワークでも加工でき、とっても便利なので当社ではまだまだ現役稼働中です。
熟練技能者が手際よく対応します。

ボール盤といっても、その構造とは裏腹に奥が深く、加工内容や穴径によってキレイに手際よくこなすツボがあり、複数種の穴加工を必要とする場合、高精度が要求される場合には特に、加工する職人によっての差がでたりします。
当社では、穴加工を極めた熟練技能者が対応いたしますので、ご安心しておまかせください。
小型・大型の部品製作についてもご相談ください!

手動ボール盤でも、洗練された段取りやテクニックで、少量はもちろんのこと、中・大量の生産をも実現可能にした当社では、小型・中型の部品製作についても柔軟に対応しておりますので、ぜひご相談ください。
多軸ボール盤複合した穴あけ加工も、軽快な段取りでスピーディに対応!
本機は、複数のドリルなどの工具を装填し、比較的簡単な段取りで、穴あけ、タップなどの複合した加工を手際よく行うことができます。
NCボール盤数値制御で、穴あけ加工の量産も高品質をキープ
当社は、FANUCのロボドリルα-T21iDLをはじめ、NCボール盤は4台保有しております。
ボール盤ですから、工作物を固定し、ドリルなどの工具に回転運動を与えつつ、上下に送り運動を与えることによって、穴をあけたりタップやリーマなどの加工を行います。
これにNC(数値制御)機能を持たせて高品質な部品の量産を可能にしたのがNCボール盤ですが、当社のような「ハコもの」づくりには、ボール盤を使って加工した部品をつけなければならないことが多くあります。むしろ、ボール盤を使わないですむハコものはないくらいです。
ですから、ハコものの量産時には当社のNCボール盤がいつも大活躍です。
高品質を維持するために。

いくらNCにより高品質な部品の量産が可能といっても、その段取りやプログラミングは人間がやるのですから、正直、うまくいかないことだってあります。
ですから、「機械がつくったんだからうまくいくハズ。」と思っていない当社は、検査の実施も怠りません。
この考え方も、高品質を維持するための重要な要素となっております。
ブラケットなどの量産部品についてもご相談ください!

当社では、様々な用途で使用されるブラケットなど比較的単純な部品の量産製作でも、多くお客様に大変喜んでいただいております。
まずは、ご相談ください!